視覚障害者のリハビリテーション体系において、 ロービジョン・リハビリテーションは重要な意味をもっている。ロービジョン・クリニックが国立身体障害者リハビリテーションの病院内に設置されて、ロービジョン・リハビリテーションが効果的に行われうようになった。ロービジョン・クリニックは、継続雇用という視覚障害者のリハビリテーションの重要な側面を解決できる。訓練施設ではなく、病院内で行うリハビリテーションとして今後期待される。ロービジョン・クリニックは、眼科医、視能訓練士、ソーシャル・ケース・ワーカー、看護婦などの専門スタッフのチームアプローチによって、短期的に視覚補助具の処方と利用法を訓練・指導し、視覚障害をもっているロービジョンの人を速やかに社会生活に適応できるようにする。しかしながら、ロービジョンの人たちには、障害の程度がさまざまであり、的確な判断によって、ある程度長期的な生活訓練が必要なケースは、訓練施設や訓練機関に紹介する必要がある。
2. ロービジ ョン・クリニックの位置づけ
投稿日:1997年3月1日 更新日: