第3章 応用操作ガイド

1 点字表示機能

1) 点字表示
SHIFT+F5→点字表示

SHIFTキーを押しながらF5を入力することで、点字表示機能がオン/オフします。初期値はオフです。
点字の表現方法には、英語2級、英語1級、無変換8点、無変換6点の8モードがあります。
これらのモードは、-Q オプションで2つを選び、点字ディスプレイ側のスイッチでトグル式に切り替えることができます。

対応点字ディスプレイはナビゲータ、パワーブレイル、ブレイルノート40A/20A/ 46C/46D、ABT320/340/380、ブレイルライト40、ブレイルライト2000、ブレイルメモ16、ALVAサテライト544/570です。一行の長さが点字ディスプレイの幅におさまらないときは、点字ディスプレイ上のキーを押すことで左右にスクロールします。なお、点字表示を初期値にするにはコンフィギュレーション・ファイルal.cfgで-Iオプションを指定する必要があります。

2) メッセージ・モード
SHIFT+F4→メッセージ・モード

SHIFTキーを押しながらF4を入力することにより、コマンドのメッセージ表示を切り替えることができます。メッセージ・モードには、「ボイス」、「ボイスと点字」、「点字」の3種類があり、それぞれ、コマンド・メッセージを「音声のみで表示」、「音声と点字で表示」、「点字のみで表示」に対応しています。なお、この機能はSHIFT+F5の「点字表示オン」のときにのみ有効です。

3) 点字ディスプレイ側の操作
(1) パワーブレイルの場合
左右のSHIFTキーの同時押し下げ 点訳モード変更
ロッカースイッチUP 前行
ロッカースイッチDOWN 次行
左SHIFT 左スクロール
右SHIFT 右スクロール
凸キー 行頭
凹キー 行末

(2) ナビゲータの場合
LEFTとRIGHTの同時押し下げ 点訳モード変更
UP 前行
DOWN 次行
LEFT 左スクロール
RIGHT 右スクロール
左実行 行頭
右実行 行末

(3) ブレイルノート40A
BKキーとLFキーの同時押し下げ 点訳モード変更
SLキー 前行
SRキー 次行
BKキー 左スクロール
LFキー 右スクロール
SLキーとJPキー 行頭
SRキーとJPキー 行末

(4) ブレイルノート20A
SLキーとSRキーの同時押し下げ 点訳モード変更
BKキー 前行
LFキー 次行
SLキー 左スクロール
SRキー 右スクロール
SLキーとLFキー 行頭
SRキーとLFキー 行末

(5) ABT20/40/80
PROG→点訳モード変更
UP→前行
DOWN→次行
LEFT→左スクロール
RIGHT→右スクロール
HOME→行頭
CURSOR→行末

(6) ブレイルライト18、ブレイルライト2000、ブレイルライト40、ブレイルライトME20、ブレイルライトME40
ブレイルライトを点字ディスプレイとして使うためには、スペース+345,スペース+1234でスピーチ・ボックス・モード(PCマスター用)に入ります。ME20とME40の場合はブレイルディスプレイモードスイッチをオンにします。
操作キー:
1→左スクロール
4→右スクロール
2→前行
5→次行
3→行頭
6→行末
スペース→点訳モード変更
ME40の場合
左バーの左→前行
左バーの右→次行
右バーの左→左スクロール
右バーの右→右スクロール

(7) ブレイルノート46C/46D/46X
F1キー→点訳モード変更
BKキー→前行
LFキー→次行
SLキー→左スクロール
SRキー→右スクロール
F2キー→行頭
F3キー→行末

(8) ブレイルメモ16
LEFTキー+RIGHTキー/LEFTシフトキー+RIGHTシフトキー→点訳モード変更
UPキー→前行
DOWNキー→次行
LEFTキー/LEFTシフトキー→左スクロール
RIGHTキー/RIGHTシフトキー→右スクロール
LEFTキー+UPキー→行頭
RIGHTキー+UPキー→行末

(9) サテライト544/570
(注: サテライトのconfigで、Status Cells=noneに設定してください。)
HOME/CURSOR→点訳モード変更
UP→前行
DOWN→次行
LEFT→左スクロール
RIGHT→右スクロール
バックタブ/バックイヤー→行頭
フォワードタブ/フォワードイヤー→行末

4) 点字ディスプレイを使うためのAL.CFGの設定
ALTAIRフォルダに置かれたコンフィギュレーション・ファイルAL.CFGに接続ポート、ディスプレイの種類、サイズ、表示文字数、ワードラップの有効/無効を指定します。(なお、ALTAIRのコンフィギュレーションに関しては、第3章「応用操作ガイド」の1および第4章「テクニカル・ガイド」の2を御覧ください。)

(1) 点字ディスプレイ用通信ポートの指定
com1→-A1
com2→-A2
com3→-A3
com4→-A4

(2) 点字ディスプレイの種類
ナビゲータ、パワーブレイル→-B1
ブレイルノート40A/20A→-B2
ABT20/40/80(アルバ・ブレイルターミナル)→-B3
ブレイルライト→-B4
ブレイルノート46C/46D→-B5
ブレイルメモ→-B6
サテライト→-B7

(3) ディスプレイのサイズ
-Z16
-Z18
-Z20
-Z40
-Z80

(4) 点字ディスプレイの表示文字数
ディスプレイのサイズ以下の二桁の値を指定します。
<ディスプレイのサイズ-4>以下の値を指定するとカーソル位置のカラムを表示します。
-D36(-Z40の場合)
-D40(-Z44の場合)

(5) ワードラップ
点字ワードラップを行います。
-L

(6) 点字表示初期値
ALTAIR起動と同時に点字表示を行います。
-I

(7) メッセージ・モード
音声メッセージ→-J1
点字メッセージ→-J2
音声と点字メッセージ→-J3

(8) 点字ディスプレイのキー・アサインの変更
先に説明したように、ALTAIRは点字ディスプレイのキーパッドを用いてUP DOWN LEFT RIGHT TOP END CHANGEの7種類の機能を提供しています。
各点字ディスプレイのキーパッドの特徴に応じて、これらの機能には、最大で12種類のキーが割り当てられています。
機能テーブルは
UP DOWN LEFT RIGHT TOP END CHANGE UP DOWN LEFT RIGHT CHANGE
となっていると考えてください。
またキーの名称は
1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C
となっているとしてください。
デフォルトのキー・アサインは
-&123456789ABC
で示します。
この割り付けは変更することができます。
たとえばUPとLEFT、DOWNとRIGHTをそれぞれ入れ替えたいなら
-&3412567AB89C
という設定を行います。
点字ディスプレイによりアサインできるキーの数が異なります。ナビゲータとサテライトは12まで、ABT380とブレイルメモは10まで、パワーブレイルは9まで、ブレイルノート46C/46Dとブレイルライトは8まで、ブレイルノート20/40、ABT320/340は7までです。

(9) 点字ディスプレイ用シリアルポートの通信パラメータ設定
-S「ボーレイト」「パリティ」「ビット長」「ストップビット」「RTS-CTS制御オフ」
-S9600N81 (初期値)
VARIOをパワーブレイルエミュレーション(PB1)で使う場合はRTS-CTS制御をオフにする。 -S9600N81C

5) 点字カーソルのオン/オフ
CTRL+]→点字カーソルのオン/オフ切り替え
点字カーソルのオンとオフを切り替えます。デフォルトはオンです。

6) 行番号表示
AL.CFGの-Uオプションを設定すると点字ディスプレイに現在行の行番号を表示します。
ただしこの機能はAL.CFGの-Dオプションの値が-Zオプションの値より4以上少ないときに有効になります。また、その場合現在位置を表示する機能は使えなくなります。

7) タブ値の設定
AL.CFGで-;オプションを設定するとタブを何個のスペースに変換するかを設定することができます。デフォルトは2です。
-;1から-;10まで設定可能です。

 

2 電話発信

 

1) 電話発信
SHIFT+F7・1回→電話発信
SHIFT+F7を押しエンターキーで「電話」を選ぶと、カーソル位置以後の数字を電話番号とみなし電話をかけます。
カーソルを電話番号の先頭の位置に移動し、SHIFT+F7を押しさらにエンターキーを入力してください。電話番号は半角で書かれている必要があります。モデムが電話をかける音がしたのち、相手を呼びだす音が聞こえたら、電話の受話器をあげ、キーボードからエンターキーを押してください。これでモデムから電話に通信が切り替わります。

2) 電話発信のためのAL.CFGの設定
コンフィギュレーション・ファイルAL.CFGに内線発信、NTT以外の各電話会社の識別番号、トーン/パルスダイヤル用ATコマンドなどを指定できます。

(1) 電話番号の前にモデムに送るデータの設定
-H→ヘッダー
<例>
-HT トーンダイヤル(ピポパ)
-HP パルスダイヤル(ツーツー)
-HT0 内線発信の指定
-HT0077 電話会社の指定
-HP0 内線発信の指定
-HP0077 電話会社の指定

(2) モデムを接続するシリアルポート
com1→-T1
com2→-T2
com3→-T3
com4→-T4

(3) モデム用シリアルポートの通信パラメータ設定
-R「ボーレイト」「パリティ」「ビット長」「ストップビット」
<例>
-R9600N81

 

3 印刷

1) 墨字印刷
F2・3回と右カーソル→墨字印刷
現在編集中の文章を墨字印刷します。
ALTAIRフォルダのveprt.cfgで各種の設定をあらかじめ行う必要があります。またmyveprt.cfgファイルに設定を記述することもできます。myveprt.cfgがあればそちらが優先されます。
オプションは1行に一つだけ書くことができます。
コメント行は先頭に’;’を付けます。

(1) 1行の文字数
-PC80

(2) 1ページの行数
-PL60

(3) タブコードの長さ (1 ~ 8)
-TL1

(4) 左マージン (1/10mm 単位)
-LM200

(5) 右マージン (1/10mm 単位)
-RM200

(6) 上マージン (1/10mm 単位)
-UM200

(7) 下マージン (1/10mm 単位)
-BM200

(8) 印刷部数
-CP1

(9) 印刷開始ページ番号
-SP1

(10) 印刷終了ページ番号
-EP999

(11) ページ番号初期値
-PN1

2) 点字印刷
F2・4回と右カーソル→点字印刷
現在編集中の文章を点字印刷します。点字印刷を選ぶと、点字印刷を実行します。ALTAIRフォルダにEXTRA.CFGというコンフィギュレーション・ファイルを置いて、それによって印刷方法を設定しておく必要があります。
オプションは1行に一つだけ書くことができます。
なお、コメントを書くことはできません。
ただし、この点字印刷機能はEXTRA2001もしくはExtra for Windows Version 3がコンピュータにインストールされていないと動作しません。

EXTRA.CFGにおける設定項目
(1) プリンタ・ドライバ名
-pnameExtra Braille Printer Driver
EXTRA2001で用いているプリンタ・ドライバの名前を書いてください。

(2) プリンタの種類
-b1
NABCC(generic)
-b2
ET(IP)
-b3
ET(IL)
-b4
エベレスト(IP)
-b5
エベレスト(IL)
-b6
バーサポイント(U)
-b7
バーサポイント(J)
-b8
ESA721
-b9
オーツキBT5000
-ba
オーツキBT3000
-bb
TP32
-bc
ブレイロコメット
-bd
ティールベータX3
-be
BT2000
-bf
BT2000仮名付き
-bg
BMP320
-bh
BMP320墨字付き
-bi
BMP320仮名付き

(3) 1行文字列
-fc<数字>

(4) 1ページ行数
-fl<数字>

(5) 点訳形式
-ek1
日本語、英語1級
日本文を主言語、英文を補助言語として扱い点訳します。英文はつねに外国語引用符で囲みます。英文の点訳は英語1級点字となります。

-ek2
日本語、英語2級
日本文を主言語、英文を補助言語として扱い点訳します。英文はつねに外国語引用符で囲みます。英文の点訳は英語2級点字となります。

-eg1
英語1級、日本語
英文を主言語、日本文を補助言語として扱い点訳します。日本文と英文が混在している段落(改行コードで区切られる論理行)は、英文を外国語引用符で囲みますが、1段落に日本の文字が1つも含まれていない場合には、外国語引用符を省略します。英文の点訳は英語1級点字となります。

-eg2
英語2級、日本語
英文を主言語、日本文を補助言語として扱い点訳します。日本文と英文が混在している段落(改行コードで区切られる論理行)は、英文を外国語引用符で囲みますが、1段落に日本の文字が1つも含まれていない場合には、外国語引用符を省略します。英文の点訳は英語2級点字となります。

-ej1
日本語、日本語情報処理
日本文とプログラム言語からなる文書を点訳します。デフォルトは日本文です。プログラム言語は情報処理点字表記で点訳します。

-ej2
日本語情報処理、日本語
日本文とプログラム言語からなる文書を点訳します。デフォルトはプログラム言語です。プログラム言語は情報処理点字表記で点訳します。

-en1
日本語、北米情報処理点字
日本文とプログラム言語からなる文書を点訳します。デフォルトは日本文です。プログラム言語は北米情報処理点字表記で点訳します。

-en2
北米情報処理点字、日本語
日本文とプログラム言語からなる文書を点訳します。デフォルトはプログラム言語です。プログラム言語は北米情報処理点字表記で点訳します。

(6) 印刷部数
-ps<数字>

(7) 印刷トップページ
-pt<数字>

(8) 印刷終了ページ
-pe<数字>

(9) ページ番号初期値
-fp<数字>

(10) 印刷方法
-pb1
片面印刷
-pb2
両面印刷
-pb3
表面印刷
-pb4
裏面印刷
-pb5
両面同時印刷

 

4 ホット・ファイル・リストとバッチ処理

 

1) ホット・ファイル・リスト
SHIFT+F2→ホット・ファイル・リストからのファイル読み込み
SHIFTキーを押しながらF2を入力すると、ホット・ファイル・リストからのファイル読み込みができます。リストのファイル名選択は、下カーソル、上カーソルで選択できます。
あらかじめいつも使うファイルを10個までAL.CFGに登録しておくことができます。この機能を使えば簡単にファイルを読み込むことができます。

(1) ファイルのラベル登録
->1label ->2label … ->9label ->0label → ラベル登録
覚えやすい名前をAL.CFG中で->nオプションに続けて指定します。

(2) ファイル名登録
-+1name -+2name … -+9name -+0name → ファイル名登録
ファイル名をAL.CFG中で-+nオプションに続けて指定します。

2) バッチ処理
F1・6回→バッチ処理
ALTAIRのディレクトリの下にBATCHというディレクトリを作成し、そこにユーザが任意のバッチファイルを置いておくと、それを実行することができます。
F1・6回とエンターを押すと「起動バッチ名」を尋ねます。バッチファイル名を覚えていればそこでキー入力してください。たんにエンターすればバッチリストを表示します。上下カーソルで選択しエンターを押します。
バッチファイル名を指定すると、バッチパラメータを入力するように求められますので、必要であればパラメータを入力します。通常はURLやファイル名を指定します。
ここではペイスト機能が使えます。

 

 

5 電子辞書検索

 

ここで説明しているいくつかのCD-ROM辞書および電子ブックは日本でのみ使われている物です。

1) 対応している主なCD-ROMおよび電子ブック
ALTAIRはEPWING規格に準拠した12センチCD-ROMと、SONY電子ブック規格に準拠した8センチCD-ROM、さらには平凡社世界大百科事典(旧版)に対応した検索環境を提供します。ただしこの条件に該当するすべてのCD-ROMが読めるわけではありません。動作確認できているCD-ROMを以下に示します。名前が類似していても、EPWINGやSONY電子ブックに準拠していないものはアクセスできません。
また、出版社独自規格の電子辞書である大辞泉とランダムハウス英語辞典の検索も行うことができます。

<EPWING>
広辞苑第3版、4版、5版
大辞林
リーダーズ・プラス英和辞典1版、2版
リーダーズ英和辞典
ワードハンター
新英和・和英中辞典
ジーニアス英和・和英辞典
新グローバル英和辞典・ニューセンチュリー和英辞典
新編英和活用大辞典
現代用語の基礎知識
医学大事典
模範六法
和英大辞典

<電子ブック>
日本大百科事典各版
マイペディア
広辞苑第3版、4版、5版
大辞林
新英和・和英中辞典
ジーニアス英和・和英辞典
リーダーズ・プラス英和辞典1版、2版
リーダーズ英和辞典
Oxford Concise Dictionary
The American Heritage
NTCスラング辞典
現代用語の基礎知識
知恵蔵
本の探偵
Compton百科事典
医学大事典
模範六法
CDデータブック
CDクラシックブック
CDポピュラーブック
ピルブック薬の事典

<独自規格の電子辞書>
平凡社世界大百科事典第1版
大辞泉
ランダムハウス英語辞典

2) CD-ROMを使うためのAL.CFGの設定
コンフィギュレーション・ファイルAL.CFGに必要な設定を行います。設定項目は、タイトル表示、CD-ROMドライブ、本番号、検索プログラムの種類、複合検索指定、海外版指定、直接ファイル・アクセス指定、外字置換テーブル指定、IME制御、ツール固有オプション設定、条件検索指定です。

(1) タイトル
-M1title -M2title … -M9title -M0title→CD-ROMのタイトルを設定
-MAtitle -MBtitle … -MStitle -MTtitle→CD-ROMのタイトルを設定
この設定は必須です。ユーザがCD-ROMを選択するときのラベルとなります。

<例> CD2に研究社のリーダーズ英和辞典というタイトルを登録する。
-M2リーダーズ
(タイトルには漢字は使わないでください。)

(2) ドライブ番号
-C1x: -C2x: … -C9x: -C0x:→CD-ROMドライブ番号を設定
-CAx: -CBx: … -CSx: -CTx:→CD-ROMドライブ番号を設定
この設定は必須です。CD-ROMがどのドライブ(さらにはどのフォルダ)にあるのかをALTAIRに伝える働きをします。

<例> CD1をGドライブとする
-C1G:
ALTAIRの電子辞書検索には、R.田中二郎氏のCDROM2.EXE、太田純氏のDAIJISEN.EXE, CSRD.EXE、EBLIBプロジェクトのEBLOOK.EXEを使わせていただいています。
なお、これらの検索ツールでは
-C1x:\dir\ -C2x:\dir\ … -C9x:\dir\ -C0x:\dir\→CD-ROMドライブ番号を設定
-CAx:\dir\ -CBx:\dir\ … -CSx:\dir\ -CTx:\dir\→CD-ROMドライブ番号を設定
のようにフォルダを指定することができます。これは、ハードディスクの1ドライブに複数のCD-ROMをコピーするときに有効です。
たとえば、Cドライブのルートフォルダの下に、CDROM1というフォルダを作り、そこに1枚目のCD-ROMをまるごとコピーし、さらにCDROM2というフォルダの下に2枚目のCD-ROMをまるごとコピーしていく、というようにすることができるからです。

(3) 本番号
-F1n -F2n … -F9n -F0n → CD-ROMの本番号を設定
-FAn -FBn … -FSn -FTn→CD-ROMの本番号を設定

この設定はCD-ROMがマルチボリューム、つまり複数のタイトルを含む場合で、検索しようとするタイトルが2番目以降のときに必須です。

<例> CD3の本番号を2とする
-F32
(たとえば研究社の英和・和英中辞典で和英辞典を引きたいときは2を指定します。)
各CD-ROMに含まれる本のリスト情報は、SHIFT+F1でCD-ROMを選び、検索文字列を入力するところで、VEEB.EXEなら-bc、VECDROM2.EXEおよびVEEBLOOK.EXEなら-Cとだけ入力することで知ることができます。

(4) 検索プログラムの選択
-W1n -W2n … -W9n -W0n
-WAn -WBn … -WSn -WTn (nは2を除く1から6)
N=1 VEEB.EXE, N=3 VECDROM2.EXE, N=4 DAIJISEN.EXE, N=5 CSRD.EXE, N=6 VEEBLOOK.EXE
デフォルトは1ですが、それぞれの検索プログラムには他にない機能があり、場合によっては他の検索プログラムを用いなければならないことがあります。世界大百科事典第1版なら3のVECDROM.EXE、大辞泉なら4のDAIJISEN.EXE、ランダムハウス英語辞典なら5のCSRD.EXEを指定しなければなりません。また広辞苑Ver5を使いたいなら6を指定する必要があります。
-Wオプションで、各CDごとに、VEEB.EXE、VECDROM2.EXE、DAIJISEN.EXE、CSRD.EXE、VEEBLOOK.EXEのうちのどれを使うかを指定します。1=VEEB.EXE,3=VECDROM2.EXE,4=DAIJISEN.EXE,5=CSRD.EXE,6=VEEBLOOK.EXE 初期値は1です。

<例> CD5にVECDROM2.EXEを使ってアクセスする。
-W53

(5) 複合検索指定
-P1numlist -P2numlist … -P9numlist -P0numlist
-PAnumlist -PBnumlist … -PSnumlist -PTnumlist (numlistは複合検索インデックス1の項目番号リスト、最大で5項目まで記述できます)
複合検索を行うという指定です。-Wが1と3のときにのみ機能します。
模範六法、英和活用大辞典を検索するときには複合検索を設定する必要があります。リーダーズ・プラスで熟語検索を行うときや、「本の探偵」で著者から書名を検索するときにも複合検索を使う必要があります。
複合検索インデックスの項目リストを知るには、VEEB.EXEであれば検索文字列を入れるところで-pc、VECDROM2.EXEであれば-Vと入れてエンターキーを押せば調べることができます。
複合検索インデックは通常4ないし5種類の項目のセットで構成されています。また複合検索インデックスは通常は1種類ですが、ときには複数あることもあります。ただしALTAIRではインデックス1にのみ対応しています。
「本の探偵」の複合検索の例を示します。 「本の探偵」には以下の複合検索項目があります。

<複合検索インデックス1>
項目名 項目番号
書名→1
著者名→2
出版社名→3
出版分野→4

また「リーダーズ・プラス」の複合検索は以下のとおりです。

<複合検索インデックス1>
項目名 項目番号
単語1(成句)→1
単語2(成句)→2
単語3(成句)→3
単語4(成句)→4
です。

<例> CD7を複合検索インデックス1の項目2,3,4で検索するためのAL.CFGの設定
-M7英和活用
-C7D:\COLLOC
-P7234
-$71
-W71
AL.CFGにこの指定があればSHIFT+F1に続けてCD-ROM7を選び、検索文字列を入力すれば複合検索を行うことができます。検索文字列はスペースで区切ることで、最初の文字列がインデックス1の項目2、次が項目3、その次が項目4として処理されます。
たとえば
put up with
という検索文字列を入れれば
VEEB -dD:\COLLOC -pk 2 put -pk 3 up -pk 4 with
の意味になります。
もし
subject to
と入力すれば
VEEB -dD:\COLLOC -pk 2 subject -pk 3 to
として処理されます。
また
regarding
と入力すれば
VEEB -dD:\COLLOC -pk 2 regarding
として処理されます。

(6) 海外版指定
-Y1 -Y2 … -Y9 -Y0
-YA -YB … -YS -YT
Oxford Concise Dictionaryなどの、EBG仕様の海外版電子ブックを検索するときには必須となる設定項目です。-Wが2のときは無効です。

<例> CD4を海外版電子ブックとして検索する
-Y4

(7) 外字テーブル指定
-!1file -!2file … -!9file -!0file
-!Afile -!Bfile … -!Sfile -!Tfile
外字を通常の文字コードに置換する外字テーブル名を指定します。
veeb.exeとvecdrom2.exeの外字置換機能を使うための設定です。

-!1c:\winal\plus.egn
-!4C:\WINAL\HDHGAIJI.DMP

外字置換テーブルはXXXXXXXX.egnとXXXXXXXX.dmpという名前でパッケージに同梱してあります。
前者はveeb.exe用、後者はvecdrom2.exe用です。
いうまでもありませんが、外字コードは各CD-ROM、電子ブックにより意味が異なります。したがって外字置換テーブルは各CD-ROM、電子ブックごとに作成しなければなりませんが、ALTAIRのパッケージで提供する外字置換テーブルは一部のCD-ROM、電子ブック用にかぎられます。
なおVECCDROM2.EXEには外字コードを無視する機能はありません。置換テーブルがない場合は、外字コードを出力します。この場合はblank.dmpのような置換テーブルで回避します。

(8) ツール固有オプション設定
-<1n -<2n … -<9n -<0n
-<An -<Bn … -<Sn -<Tn
上記のオプション以外に検索コマンドに含めたい各検索ツール固有のオプションなどを設定します。特殊な上級者向けの設定項目です。

<例> VECDROM2.EXEを使ってCompton百科事典を検索する
-MHCOMPTON
-CHB:\CONCISE
-WH3
-YH
-$H1
-!HC:\WINAL\BLANK.DMP
-<H-S64

<例> CSRD.EXEを使ってランダムハウス英語辞典を検索する
-M2ランダムハウス
-C2d:\rhd
-$21
-W25
-<2-b -fC:\winal\csrd.fmt -gc:\winal\quiet.gai

(9) 条件検索指定
-」1 -」2 … -」9 -」0
-」A -」B … -」S -」T
広辞苑、大辞林など、条件検索インデックス(キーワード検索)を装備したCD-ROMに対して行うことができます。
各CD-ROMにどのようなインデックスがあるかは、SHIFT+F1でCD-ROMを選び、検索文字列を入力するところで、VEEB.EXEなら-rc、VECDROM2.EXEなら-Vとだけ入力してエンターキーを押してください。インデックスのリストが表示されます。
なお、条件検索は-Wが1または3のときのみ有効です。

<例> CD5を条件検索インデックス2で検索するためのAL.CFGの設定
-」5
AL.CFGにこの指定があればSHIFT+F1に続けてCD-ROMの5を選び、検索文字列を入力すれば条件検索を行うことができます。

3) CD-ROMの選択
SHIFT+F1 → 電子辞書検索
SHIFTキーを押しながらF1を入力すると、検索対象のCD-ROMの番号を読み上げます。前述のコンフィギュレーション・ファイルAL.CFGの-Mオプションの設定により番号のかわりにCD-ROMのタイトルを読み上げます。

ALTAIRは最大で30枚のCD-ROMを検索することができます。CD-ROMの選択は上下カーソル、左右カーソルもしくはファンクションキー、SHIFT+ファンクションキーとエンターキーで行います。

4) CD-ROMの検索
ALTAIRはコンフィギュレーション・ファイルAL.CFGであらかじめ設定されている検索方法に基づいて検索を行います。「検索文字列」と尋ねてきたら、検索文字列を入力してエンターキーを押してください。検索がヒットしたら、検索結果を編集中文書にただちに取り込み、音声でその内容を読み上げます。より細かい検索を行いたいときや、コンフィギュレーション・ファイルAL.CFGの設定と異なる検索を行いたいときは、検索文字列を入力する際に、最初に適切なオプションを入力し、半角スペースを空けて検索文字列を入力してください。

なお、インデックスは、漢字表記をサポートしているものと、そうでないものがあります。電子ブックは漢字表記をサポートしていません。一方、CD-ROMは通常漢字表記をサポートしています。ただしこの場合も、条件検索インデックスは、漢字表記をサポートしていないのが普通です。

ここで検索方式の種類を説明します。

(1) 完全一致検索
入力した検索文字列とインデックスが完全に一致したときだけ検索がヒットする検索です。初期値。

(2) 前方一致検索
入力した検索文字列とインデックスの先頭部分が一致したときにヒットする検索です。文字列の最後に * を付加すると前方一致検索になります。

(3) 後方一致検索
入力した検索文字列とインデックスの末尾部分が一致したときにヒットする検索です。文字列の先頭に * を前置すると後方一致検索になります。

(4) 複合検索
複合検索インデックスを用いた検索です。複合検索インデックスは、4項目程 度に下位分類された部分集合に対して検索を行うために使います。複合検索インデックスを複数指定すればAND検索ができます。

(5) 条件検索
条件検索インデックスを用いたキーワード検索です。検索文字列を複数指定すれば、AND条件での検索となります。

<例> 以下の説明は、日本で販売されている辞書の例です)
:『CD-ROM版大辞林』の完全一致検索
実存主義
:『本の探偵』の前方一致検索
はぶのずのう*
:『CD-ROM版広辞苑』の後方一致検索
*山

5) 検索結果を読み込むファイルの指定
AL.CFGで–オプションを設定すると、検索結果を読み込む編集ファイルを固定できます。
たとえば–10とすると、どのファイルを編集しているときでも検索結果はファイル10に読み込まれます。

 

6 インターネット・アクセス

1) インターネット・アクセス方法
ALTAIRはインターネットにアクセスすることができます。

SHIFT+F6→インターネット
SHIFTキーを押しながらF6を入力するとインターネットを利用するための各種コマンドが実行できます。下記のコマンドを入力する前にまずSHIFT+F6キーを押して”internet”を呼び出してください。

2) 基本操作
インターネット利用の基本であるネットサーフィンのためのコマンドをまず説明します。なお、コマンド選択はリターン・キーにより確定します。

SHIFT+F4(U) UPコマンド:(LAN接続では不用)ダイアルアップ接続を開始します。
SHIFT+F5(D) DOWNコマンド:(LAN接続では不用)ダイアルアップ接続を切断します。
F1(G) GETコマンド: ホームページを取得します。エンターキーだけでも動作します。カーソルがURLの先頭または後述のリンクマークの上に置かれている必要があります。得られたhtmlファイルはテキスト変換してメモリにロードします。ALTAIRはホームページを取得すると、各リンクにリンクマークと数字を自動的に付加します。リンクマークの上で、Gコマンドを実行すると、リンク先にジャンプします。
直接URL入力: キーボードからURLを入力してエンターキーを押すと、指定したホームページを取得します。
F3(B) BACKコマンド: ヒストリーを参照し前のページにもどります。最大10ページ前までもどります。
F4(R) RELOADコマンド: 現在のページを再表示します。ALTAIR起動後ホームページにアクセスする前に実行すると、前回アクセスしたホームページからネットサーフィンを再開することができます。
F5(N) NEXTコマンド: ヒストリー中の次のページに移動します。Bコマンドと反対方向に移動します。
F6(H) HOMEコマンド: あらかじめ設定してあるデフォルト・ホームページに移動します。デフォルト・ホームページはAL.CFGに-*オプションで記述します。

たとえば以下のように指定します。
-*http://www.u-shizuoka-ken.ac.jp/~ishikawa/index.ht…

なお、本章のSHIFT+F4(U)のようなキー表記は、次の3種類の操作が行えることを示します。

1. ブラウザ・モードでSHIFT+F4を入力
2. エディタ・モードでSHIFT+F6の入力後、SHIFT+F4 を入力
3. エディタ・モードでSHIFT+F6の入力後、U を入力

3) リンクジャンプ
CTRL+上下カーソル リンクジャンプ
取得したホームページにはリンクが埋め込まれているのが普通です。そのリンクをたどって次々とホームページを渡り歩くことをネットサーフィンと呼んでいます。
ALTAIRではリンクはすべて行頭に配置します。そしてリンクには数字をふっています。ページ末にはReferenceとしてそれらリンクのURLをまとめて添付しています。ALTAIRがリンク先へ飛ぶときもこの末尾のReferenceを参照します。
ところでCTRL+上下カーソルは、通常はマークジャンプのための機能です。ホームページを取得したときだけ、リンクジャンプコマンドになることに注意してください。

CTRL+6 JUMP MODEコマンド
でCTRL+上下カーソルの機能をリンクジャンプとマークジャンプで切り替えることも可能です。

4) 検索エンジンの利用
F9(F) FINDコマンド: あらかじめ指定しておいたサーチ・エンジンを使ってWWW検索を行います。AL.CFGに-_オプションで指定します。

たとえば以下はYAHOO Japanの例です。

-_http://search.yahoo.co.jp/bin/search{charset=euc-jp}{method=get}&p=&{submit}=検索

F9に続けてエンターキーを押すと

1:テキスト

2:送信ボタン「検索」
送信して終了

というメッセージが表示されますので、「1:テキスト」の下の空白行に検索文字列を入力して、「送信して終了」の行でエンターキーを押してください。
なお、検索エンジンにもよりますが、通常は複数のキーワードを半角スペースでくぎって入力すると絞り込み検索ができます。

F10(E) ENGINELISTコマンド:サーチ・エンジンのリスト(SEARCH.LST)を呼び出します。呼び出したリストからいずれかのエンジンを選んでGコマンドを実行します。使いたい検索エンジンのURLの先頭にカーソルを置いてエンターキーを押してください。入力を促されたら、検索用のキーワードを入力してください。
エンジンによっては複数箇所の入力が必要な場合があります。詳しくは後述の「フォーム入力」の説明を読んでください。

5) リストの管理
F7(L) LISTコマンド: LコマンドによりURL.LSTというリスト・ファイルを呼び出します。カーソルを目的のURLの先頭に合わせてGコマンドを実行してください。
F8(A) APPENDコマンド: リストを呼び出し、カレントページのURLをアペンドします。名前を登録するように促しますので適当な名前を指定してください。

6) ローカル・ファイルの読み込み
たとえばURLを次のように指定すると、ハードディスクやフロッピーディスク上のhtmlファイルを読むことができます。ネットワーク上のhtmlファイルの場合と同じようにリンク先へのジャンプにも対応しています。

file://c:\homepage\index.htm

なお、ALTAIRを起動してからまだネットワークにアクセスしていない場合はfile://は省略できます。

ALTAIRでは取得したhtmlファイルの先頭にコメント化した形でそのhtmlファイルのもともとの所在場所のURLを記録しています。これによってローカルに保存したhtmlファイルを読みこむだけで、そのもともとの所在をALTAIRは理解し、そのサイトへ飛んで行くことができます。URLには相対指定というのがあり、そのようなURLには、現在位置からの相対的な位置関係を示す情報しか含まれていません。そのため、ローカル・ファイルを読み込んでも、ローカルファイルから相対URL指定された、もともとのサーバーにアクセスできません。ALTAIRは取得したhtmlファイル自体に所在場所の情報を記録することでこの問題に対処しています。

SHIFT+F10(J) : ローカル・リモート切り替え
リンク先をローカルファイルにするか、リモートにするかを切り替えます。
自動巡回ソフトなどで取り込んだhtmlファイルを読み込んだ場合に、リンク先が相対指定になっていないと、リンクにジャンプした時にサーバにアクセスしてしまいます。このような場合には、このコマンドを使ってローカルに設定しておくと、サーバにアクセスせず、ローカルに置かれたファイルにアクセスできます。

7) バッチ処理
SHIFT+F7(M) MULTIPLEGETコマンド: ALTAIRフォルダ中のBATCH.LSTファイルで指定された複数のURLに連続的にアクセスし取得した全体を一つのテキストとして読み込みます。
SHIFT+F8(I) INSERTBATCHコマンド: 現在カーソルが当たっているURL(リンク先へのジャンプを示すリンクマークも含む)をALTAIRフォルダ中のBATCH.LSTファイルに追加します。
SHIFT+F9(W) WIPEBATCHコマンド: BATCH.LSTの内容をクリアします。

8) ログの保存
SHIFT+F2(X) SAVELOGコマンド: ALTAIRは、インターネット・アクセスして取得したページをすべてファイル10に追加記録します。SAVELOGコマンドは、それをwinal\logフォルダにYYMMDD.LOG(980824)のような形式のファイル名に追加保存した後、ファイル10の内容を空にします。
SHIFT+F3(C) CLEARLOGコマンド: ファイル10に記録されているログを消去します。

9) ソースの取得とテキスト変換
F2(s) SOURCEコマンド: GETコマンドやURL直接入力により取得したホームページのソース(htmlファイル)を呼び出します。
SHIFT+F1(T) TEXTコマンド: ソースファイル(HTMLファイル)をリンク付きのテキストに変換します。GETコマンドやURL直接入力で取得したのと同じ状態になります。

10) フォーム入力
フォーム入力にはgetとpostという二つの方式があります。get型のフォーム入力は検索エンジンなどで使われている入力方式です。一方postは書籍の検索注文、伝言板などで使われています。
ALTAIRはどちらの方式のフォームにも対応しています。ただし入力できるデータ量にはそれぞれ1000バイト、10000バイト以内という制限があります。
試しに
http://www.yahoo.co.jp
にアクセスしてください。

form get

input name=p
@`11 submit 検索

@ 12 検索オプション
/form

という表示がみつかったら、エディタ・モードで、通常のリンクと同じようにリンクマーク(「@`11 submit 検索」の@マーク)の上でSHIFT+F6、エンターキーを押します。

1:テキスト

2:送信ボタン「検索」
送信して終了

と表示されますので検索したい文字列を「1:テキスト」の下の空白行に入力し、「送信して終了」の行にカーソルを移動してエンターキーを押します。すると、検索結果が得られます。フォーム入力画面からyahooのホームページに戻りたいときは、フォーム入力画面でF1キーを押すと、「キャンセル」と表示されますので、エンターキーを押します。すると、フォーム入力画面からyahooのホームページに戻ります。

ところでフォーム入力には様々な入力の方式が定められています。

1.文字列入力
<input type=”text”>
<input type=”password”>
<textarea>

2.チェックマーク
<input type=”checkbox”>

3.単一必須選択ボタン
<input type=”radio”>

4.単一選択オプション
<select>

5.複数選択オプション
<select multiple>

6.検索実行ボタン
<input type=”submit”>
<input type=”button”>

などです。

フォーム入力画面の操作は以下の通りです。

<input type=”text”>->「1:テキスト」の下の空白行にテキストを入力します。
<input type=”password”>->「2:パスワード」の下の空白行にパスワードを入力します。
<textarea>->「3:テキストエリア」の下にテキストを入力します。複数行を入力したい場合は、実際に複数行を入力するのではなく、前行にあたるテキストと次行にあたるテキストの間に「\n」(改行文字)をいれます。
「\n」を文字列として扱いたいときは、「\\n」と入力します。

<input type=”checkbox”>->「4:チェックボックス」の下の行に、「チェック」もしくは「ノーチェック」と表示されますので、スペース・キーを押して、どちらかを選択します。

<input type=”radio”>->「5:ラジオボタン」の下の空白行でエンターキーを押すと、選択したラジオボタンの値が表示されます。上下カーソルで別のボタンに選択を替え、エンターキーで選択を確定できます。(確定すると、「5:ラジオボタン」の下の空白行に、選択結果が反映されます。)

< select>->「6:セレクト」の下の行に初期値が表示されますので、エンターキーを押すと、一番上のメッセージ行に、初期値が表示されます。上下カーソルで別の値に選択を替え、エンターキーで選択を確定できます。
(確定すると、「6:セレクト」の下の行に、選択結果が反映されます。)

< select multiple>->「7:マルチプル」は、複数の値を選択することができます。「7:マルチプル」の下の行に初期値が表示されますので、エンターキーを押すと、一番上のメッセージ行に、初期値に続いて、「(選択)」という文字が表示されます。スペース・キーを押すことによって、選択したり、選択をはずしたりすることができます。
「(選択)」という文字が表示された状態で、エンターキーを押すと、「7:マルチプル」の下の行に、確定した値が、反映されます。この一連の操作を複数回繰り返すと、複数確定した値が、カンマ区切りで、「7:マルチプル」の下の行に、反映されます。

「送信して終了」の行にカーソルを移動し、エンターキーを押すと、フォームの1~7までに入力した値が、送信先のページに反映されます。

また、ユーザはALTAIRが自動的に作成したフォーム入力用のURLを加工することもできます。それをsearch.lstまたはurl.lstに追加してカスタマイズしていけばフォーム入力がとても簡単に行えるようになります。
(search.lstについては、手動で絶対uriにしてから追加する必要があります。またurl.lstについては自動的に処理してくれるので手動作業は必要ありません。)

この際、フォーム入力用のURL表記にはいくつかALTAIR固有の書式があります。

1. {method=post}によるpost型送信の指定
http://xxx.yy.zz/cgi-bin/postform.cgi{method=post}…
のように表記することでpost型のフォームであることをALTAIRに知らせることができます。

2. {method=get}によるget型送信の指定
http://xxx.yy.zz/cgi-bin/getform.cgi{method=get}?n…
のように表記することでget型のフォームであることをALTAIRに知らせることができます。

3.フォーム入力用URL
http://xxx.yy.zz/cgi-bin/postform.cgi{method=post}…

テキスト
書式:変数名{text,最大入力文字数}[タイトル]=デフォルト文字列
最大入力文字数、[タイトル]は省略可能
タイトルはINPUTタグの直前の文字列で、フォーム入力時に「」内に表示される。

パスワード
書式:変数名{password,最大入力文字数}[タイトル]=デフォルト文字列
最大入力文字数、[タイトル]は省略可能
タイトルはINPUTタグの直前の文字列で、フォーム入力時に「」内に表示される。

チェックボックス
書式:変数名{check}[タイトル]={チェック時の値}
[タイトル]は省略可能
タイトルはINPUTタグの直後の文字列で、フォーム入力時に「」内に表示される。

ラジオボタン
書式:変数名{radio}={値1,表示文字列1}値2,表示文字列2{値3,表示文字列3}・・
選択時には表示文字列が表示されて、cgiには対応する値が送信される。
=の右の{}でくくられていない値がデフォルトで選択済みとなる。

セレクト
書式:変数名{select}={値1,表示文字列1}値2,表示文字列2{値3,表示文字列3}・・
選択時には表示文字列が表示されて、cgiには対応する値が送信される。
=の右の{}でくくられていない値がデフォルトで選択済みとなる。

セレクト(複数選択可)
書式:変数名{multiple}={値1,表示文字列1}値2,表示文字列2{値3,表示文字列3}・・
選択時には表示文字列が表示されて、cgiには対応する値が送信される。
=の右の{}でくくられていない値がデフォルトで選択済みとなる。

テキストエリア
書式:変数名{textarea}[タイトル]=デフォルト文字列
[タイトル]は省略可能
タイトルはINPUTタグの直前の文字列で、フォーム入力時に「」内に表示される。
入力文字列内の\nは0x0d,0x0aに変換される。もし\nの文字列を送りたい場合は
\\nを入力する。

不可視変数
書式:変数名{hidden}=値

送信ボタン
書式:変数名{submit}=値
変数名は省略可(この場合は、{submit}= となる。)

イメージ
書式:変数名.x=0,変数名{image}.y=0
送信ボタンと同様の機能を有する。

4. フォーム入力内の特殊文字と改行文字
手入力でURLを編集してフォーム入力を行う場合は、特殊文字と改行の入力は以下のルールに従ってください。

&→\&
=→\=
{→\{
}→\}
改行→\n

しかし、’&’ ‘=’ ‘+’ ‘{‘ ‘}’は極力入力文字に含めないでください。誤動作の原因になる可能性があります。どうしてもこれらの記号を使いたい場合は全角文字とすることをお勧めします。

11) MAPとFRAME
ALTAIRはMAPやFRAMESETといったタグの内部に記述されたURLを通常のリンクと同じように処理することでイメージ・マップ(クライアントサイド)やフレームにも対応しています。操作は通常のリンクと同じです。

12) FTPとの連携
ALTAIRはFTPプログラムを使ってファイルのダウンロードを行います。
FTPを使うためにはメールアドレスを設定する必要があります。メールアドレスはAL.CFGの-=オプションで設定します。anonymous ftpすると、サーバーからパスワードの入力が求められますが、そこではメールアドレスを伝えるルールになっています。
設定が済んだら、ftp://で始まるURLを直接指定するかリンクから選ぶとダウンロードがはじまります。ローカル・ファイル名を尋ねますので、適当な名前を入力します。操作はこれだけです。
ダウンロードしたファイルはデフォルトではwinal\ftpにセイブされます。これはhttpプロトコルでダウンロードした場合も同じです。
また、FTPサイトの中のフォルダ(ファイル・リスト)は
ftp://rt3205.u-shizuoka-ken.ac.jp/pub/enable/
あるいは
ftp://rt3205.u-shizuoka-ken.ac.jp/pub/enable/*
のような形式のURLを書いてFTPすることで得られます。
取得したファイル・リストはhtml形式に加工して表示しますので、リンクを選ぶとファイルのダウンロードを行うことが出来ます。
ALTAIRは認証FTPからのダウンロードにも対応しています。
ftp://userid:password@host/path
のようにURLを記述すると、認証FTPからのダウンロードができます。

13) MAILとの連携
まず、メーラーの設定を使ってメール環境を整えてください。
メーラーの設定が整っていれば、mailto:で始まるURLを直接指定するか、mailto:リンクの上でGコマンド(もしくはF1)を実行することによりメール送信に入ります。サブジェクトを入力してください、と尋ねますので、サブジェクトを入れてエンターキーを押します。するとALTAIRが送信フォームを自動的に開きます。from,to,subjectはすでに設定済みになっています。
本文を入力してF2の「保存してクイット」を選択するとoutboxに未送信メールができます。
つぎに F1を2回を押し「送信」を実行するとメールを送信することができます。

14) プロクシーサーバーの利用
プロクシーサーバーを利用してホームページにアクセスしたいときはVEWWW.CFGにプロクシーサーバーのホスト名とポート番号を設定します。
そのための書式は-:HOST.DOMAIN:PORTです。

例:
-:rt3205.u-shizuoka-ken.ac.jp:8000

15) ブラウザ・モード
CTRL+DEL → エディタ・モードとブラウザ・モードとメーラー・モードの切り替え

連続してインターネットを利用する場合、いちいちSHIFT+F6を入力してからインターネット関連のコマンドを実行するのは煩わしいかもしれません。そのようなときは、CTRL+DELでブラウザ・モードを固定することができます。こうしておけばSHIFT+F6を入力せずにファンクションキーを押すだけでインターネット関連コマンドを実行することができます。また同じキーで通常のエディタ・モードにもどります。
ブラウザ・モードではアルファベット・キーによるコマンド選択はできません。そのかわり、文字入力やカーソル移動、ホット・キーはエディタ・モードと変わりなく行うことができます。

16) FTPによるホームページ管理
SHIFT+F6(O) OUTPUTHOMEPAGEコマンド: FTPを使って自分のホームページのあるサーバーとの間でファイルの送受信を行います。
ALTAIRフォルダ中のveftp.scrにユーザがスクリプトを記述しておくことで、自分のホームページのあるサーバーにファイルを送信したり、そこからファイルを受信したりすることができるようになります。

例1
——VEFTP.SCR
action=basic
host=fuji
home=public_html
user=ishikawa
password=PASSWORD

例2
——VEFTP.SCR
action=custom
host=rt3205
user=ishikawa
password=PASSWORD
cd public_html
mput c:\homepage\*.htm
bye

スクリプトの記述方法は以下のルールに基づいて行います。
1. 送信(受信)は複数のホストに対して複数のユーザとして行うことができる。一つのセッションはaction=でかならず開始する。
2. action=basic/custom
basicでは現在読み込んでいるhtmlソースをputする。ユーザはリモートでのファイル名を入力するように求められる。デフォルトは読み込んでいるhtmlファイルと同じ名前。
customではログイン後のコマンドをすべてユーザが記述する。
3. host= user= password=はかならず設定しなければならない。home=はaction=basicで必ず設定しなければならない。
4. action=customのセッションはかならずbyeで終わらなければならない。

またaction=basicでは、putしたファイルのコピーがwinal\homepageに保存される。

17) cookieとauthentication
SHIFT+CTRL+\→クッキーのオンとオフ

ALTAIRは、cookieやauthentication(basic)といったユーザ認証に対応しています。
cookieとは、ホストが発行したクッキーを使ったユーザ認証の手法です。ALTAIRは受け取ったクッキーを、ALTAIRフォルダのCOOKIE.DATに保存し、次のアクセスからそれを使ってアクセスを行います。

cookieは主としてユーザ情報のやりとりとバスケット方式のショッピングで用いられます。前者のユーザ情報のやりとりでは、ブラウザから入力したユーザ情報に対して、サーバーがクッキーを発行します。それをブラウザが保存しておいてアクセスする度にそれを送り返します。
またバスケット方式のショッピングでは、たとえば買い物をバスケットに入れる度に新しいクッキーが発行され、それをためておいて会計の際に全部のクッキーを送るような使い方をすることがあります。クッキーの保存はサーバー側の指示に依存します。ショッピング・バスケットに商品を入れるために使ったクッキーはショッピングが終われば廃棄されます。ALTAIRではALTAIR終了時にそうした処理を行います。
SHIFT+CTRL+\でクッキー・オフに設定すると、ALTAIRはホームページにアクセスする際に、保管してあるクッキーを送信しません。登録して有るユーザ情報を変更したいときなどにはオフにする必要があります。デフォルトはクッキー・オンです。
一方、authenticationでは、初回だけIDとパスワードの入力を求められます。一度入力したIDとパスワードはALTAIRフォルダのAUTHEN.DATに記録されます。二回目からは認証処理は自動化されます。

18) SSL
ALTAIRはSSL(Secure Socket Layer)という暗号通信に対応しています。SSLはオンライン・ショッピングなどでクレジットカードの番号を送信する際の機密保持の方法として標準的なものです。これにより、httpsプロトコルのホームページにもアクセスできます。
ALTAIRはSSLv3, TLSv1, SSLv2に対応しています。ただし、SSLv2でのアクセスにしか対応していないサーバーにアクセスすると1分ほどアクセスに時間がかかります。SSL2.LSTファイルにそのサーバーのURLを記述することでアクセスが速くなります。

19) RAS
ダイアルアップネットワークが正しく設定されており、なおかつIE4以上がインストールされていれば、ダイアルアップは自動的に行われますのでSHIFT+F4の「ダイアルアップ接続」を実行する必要はありません。
切断の場合は、SHIFT+F5の「ダイアルアップ切断」を実行するほうが電話料金の節約になります。

20) DAISYの再生
ALTAIRはDAISYのSMILファイルを読み込んでDAISYデータを再生することができます。
WAV ADPCM MP3の各コーデックに対応しています。
SMILファイルのgetは一般のホームページのgetと同じです。
ネットワーク上にあるなら
http://xxx.yyy.zz/sample.smil
ローカルに存在するなら
file://c:\path\sample.smi
をgetすればただちに再生します。
再生中に次のキー入力を解釈します。
N : 次のaudioエレメントへ
B : 前のaudioエレメントへ
R : 現在のaudioエレメントの先頭部分へ
P : ポーズ及びリスタート
F : 最初のaudioエレメントへ
H : スピードを速くする(0.2刻みで2倍速まで)
L : スピードを遅くする(0.2刻みで1倍まで)
T : text srcで指定されたファイルを出力(デフォルト)
U : text srcで指定されたファイルを出力しない
X : プログラムの終了
Q : プログラムの終了(UXに等しい)

21) 構造表示モード
SHIFT+CTRL+’-‘ 構造表示モードのオン・オフ

Version 3.0からホームページの表示方法として、構造表示モードを導入しました。
構造表示モードでは、見出し、テーブル、リストなどの論理的な構造を提示します。さらにページ内リンクを識別する記号を付加します。またアンカーで改行するレンダリングは行いません。デフォルトは構造表示モードです。

SHIFT+CTRL+’-‘により、構造表示モードと従来の構造非表示モードを切り替えることができます。切り替えてからreloadすることでカレントページの表示方法を更新できます。
またAL.CFGで-/オプションを付けると、デフォルトが構造非表示モード(従来のレンダリング)になります。

 

7 メーラー

 

1) メーラー・モード
CTRL+DEL→エディタ・モードとブラウザ・モードとメーラー・モードの切り替え

CTRL+DELキーは、トグル式にコマンドを選択するようになっていて、CTRL+DELキーを1回押すと、ブラウザ・モード、2回押すと、メーラー・モードに切り替わります。3回押すと、エディタ・モードにもどります。

2) 終了
ALTAIRを終了する方法は以下に示すとおりです。

エディタ・モードに戻って、F2を3回押すと、「クイット」というメッセージが表示されますので、エンターキーを押します。「終了しますか?」と尋ねますので、エンターキーを押して終了します。
CTRL+SHIFT+Kを押すと、「終了しますか?(Enter/Esc)」と尋ねますので、エンターキーを押して終了します。
3) 使用前の各種設定
CTRL+F6 → 環境設定1

ALTAIRが起動したら、CTRL+DEL キーを2回押してメーラー・モードに切替え、CTRL+F6キーを押して、環境設定を行います。

コンピュータ名
使用しているコンピュータ名を入力します。
この場合の[コンピュータ名]とは、ネットワークから割り当てられている名前のことです。
ダイアルアップの場合は、使用者は自分で名前を決めて入力します。

ドメイン名
自分のコンピュータが接続されているネットワークのドメイン名を入力します。
例えばbiglobeであれば
m**.biglobe.ne.jp
nifty-serveであれば
nifty.ne.jp
のようになります。

ユーザー名
プロバイダやネットワーク管理者から割り当てられている、メールサーバアクセス用のID(アカウント名)を入力します。

POP認証ユーザー名
受信用メールサーバ(POP)のユーザ名を入力します。

パスワード
プロバイダやネットワーク管理者から割り当てられている、メールサーバアクセス用のパスワードを入力します。

送信用メールサーバ(SMTP)
送信用メールサーバ名を入力します。

受信用メールサーバ(POP)
受信用メールサーバ名を入力します。

メールアドレス(ADDRESS)
プロバイダやネットワーク管理者から割り当てられている、メールアドレス(アカウント)を入力します。メールが送信されるときにFrom:フィールド(差出人)のところに表示されるアドレスです。
YAMADA Taro <yamada@taro.org>
のように名前を付けて入力することもできます。

送受信用ファイルパス
メールの送受信を行うディレクトリのパス名を入力します。
ドライブ名も含め、フルパスで指定して下さい。

(例) CドライブのWINAL\mailboxディレクトリの配下に置く場合
C:\WINAL\mailbox

返信引用符
メール返信時の引用部分を示す符号を指定します。
一般的には”>”や”|”がよく用いられています。

受信メールをサーバに置く(Y,N)
メールを自分のパソコンに取り込んだ後、メールサーバ上に蓄積されているメールをそのままにするかどうかを指定します。
通常は’N’を指定します。

署名ファイル
メールの末尾に追加する署名ファイルをここで指定します。
署名ファイルが保管されている場所とファイル名をフルパスで指定します。

(例) Cドライブのtempというディレクトリにsign.txtという
ファイル名で保管している場合
c:\temp\sign.txt

折り返し桁数
送信するメールを折り返す桁数を設定します。一般的には70くらいが良いでしょう。

POP before SMTPを使う(Y,N)
メールを送信する際にPOP認証を行うかどうかを指定します。
通常は’N’を指定します。

各項目入力を終了し、F1(保存しないでクイット)、もしくはF2(保存してクイット)を押して、保存を指示すると、利用可能状態になります。
また、設定された項目はmail.cfgというファイルに書き込まれていますので、必要に応じてエディタなどで修正することが可能です。

———-mail.cfg ———-
-HALTAIR”コンピュータ名”
-Djsrpd.or.jp”ドメイン名”
-Uyamada”ユーザ名”
-uyamada”POP認証ユーザ名”
-P*abcd”パスワード”
-smail.jsrpd.or.jp”送信サーバ名”
-pmail.jsrpd.or.jp”受信サーバ名”
-fYAMADA Taro <yamada@jsrpd.or.jp>”メールアドレス”
-mc:\WINAL\mailbox”送受信ファイルパス”
-r>[“返信引用符”
-kn
-nc:\temp\sign.txt”署名ファイル”
-c70″折り返し桁数”
-An
——————————

4) 基本操作
F1→メール受信/送信
F1・1回→受信
F1キーを1回押すと、「受信」というメッセージが表示されます。エンターキーを押すと、ネットワーク上のメールサーバーにあるユーザ宛の未読メールを取り込み、INBOXフォルダーの受信済みメール一覧が表示されます。
上下カーソルで、読みたいメールを選択し、エンターキーを押すと、メールの内容が表示されます。
メールの内容を閉じて、受信済みメール一覧に戻りたい時は、F2キーを1回押すと、「リストに戻る」が表示されますので、エンターキーを押します。
また、閲覧中のメールをテキストセイブすることができます。F2キー・2回で「セイブ」、3回で「ブロック・セイブ」、4回で「ブロック・アペンド」の各機能が使えます。
それ以外にもエディタ・モードの機能のうち閲覧のために必要な機能はエディタ・モードと同様に使えます。

F1・2回→送信
F1キーを2回押すと、「送信」というメッセージが表示されます。エンターキーを押すと、OUTBOXフォルダーの送信待ちになっているメールを全て送信します。
送信後、「送信完了」のメッセージが表示されます。

F2→送信メール作成/返信メール作成/転送メール作成
F2・1回→送信メール作成
F2キーを1回押すと、「送信メール作成」というメッセージが表示されます。エンターキーを押すと、「送信先:」というメッセージが表示されますので、メールアドレスか、アドレス帳(alias.rcファイル)に登録されている相手の名前を入力します。送付先は、複数指定可能です。,(カンマ)で区切って入力します。入力後、エンターキーを押すと、「Subject:」が表示されるので、タイトルを入力します。
ここまでは、Escキーを押すと、キャンセルすることができます。
タイトルを入力後、エンターキーを押すと、送信用ファイルが開き、メールの内容が表示されます。ここでキャンセルをしたい時は、F2キーを3回押すと「保存しないでクイット」というメッセージが表示されますので、エンターキーを押します。フォルダーのメール一覧に戻ります。
メールの内容は、一番上の行からFrom:、To:、Cc:、Bcc:、Subject:、X-Attach:の順に表示され、点線の下の用件を書く位置にカーソルが置かれます。
用件を書き、必要であれば、Cc、Bccを入力後、F2を1回押すと、「保存してクイット」が表示されます。エンターキーを押すと、OUTBOXフォルダーの送信待ちメール一覧が表示され、今保存したメールが一覧に追加されていることが確認できます。
F2を2回押した場合、「草稿として保存」が表示されます。エンターキーを押すと、DRAFTBOXフォルダーのメール一覧が表示され、今保存したメールが一覧に追加されたことが確認できます。
もし、メールに、既に保存してあるファイルの内容を挿入したい場合は、F1キーを押します。「インサート」というメッセージが表示されますので、エンターキーを押します。「ファイル名」というメッセージが表示されますので、フルパスでディレクトリとファイル名を入力します。
ファイルの内容が、メールに追加されます。

F2・2回→返信メール作成
INBOXフォルダーの受信済みメール一覧から上下カーソルで、返信したいメールを選択し、F2キーを2回押すと、「返信メール作成」というメッセージが表示されます。エンターキーを押すと、返信メールの内容が表示されます。From:には自分のメールアドレス、To:にはメールをくれた人のメールアドレス、メッセージの部分には、”In reply to …” が表示され、カーソルはメッセージ入力位置示します。返信内容を記入した後、F2キーを1回押すと、「保存してクイット」が表示されますので、エンターキーを押して保存します。F1キーを2回押して、送信完了です。

F2・3回→転送メール作成
INBOXフォルダーの受信済みメール一覧から上下カーソルで、転送したいメールを選択し、F2キーを3回押すと、「転送メール作成」というメッセージが表示されますので、エンターキーを押します。「送信先:」というメッセージが表示されたら、転送先アドレスを入力し、エンターキーを押します。「FW:」に続いて、メールのタイトルが表示されますので、書き換えないならそのままエンターキーを押して下さい。すると、Forwardingに続いて、メールの内容が表示されます。F2キーを1回押すと、「保存してクイット」というメッセージが表示されますので、エンターキーを押して保存し、F1キーを2回押して、送信します。

-メール送信時の応用操作-

応用操作1
アドレス帳を使って、宛先指定を簡単にする

メール送信時の宛先はコンマで区切ることで複数指定が可能になりますが、数が多い時や決まったグルーブに対して送信する場合、いちいち入力するのは大変な作業になります。
その場合は、以下のようなアドレス帳ファイルを作成し,winal.exe のあるフォルダ内に置きます。
アドレス帳のファイル名は alias.rc です。

送付先指定のところで”*alias”の右側に書かれたグループ名や宛先略称を記入することで、送信時にはその下に書かれているアドレスに対しての送信処理が実行されます。

<alias.rcの例>
——————————
;alias.rc
*alias AAA
A001@bbb.co.jp
A002@ccc.ne.jp
A003@eee.or.jp
*alias CCC
C001@aaa.co.jp
C002@bbb.ne.jp
C003@ccc.or.jp
C004@ddd.ac.jp
—————————-

上の例では、送付先指定のところに”AAA”と記入すれば、送信時には自動的に
A001@bbb.co.jp
A002@ccc.ne.jp
A003@eee.or.jp
の3名にメールが配信されます。
また、送付先指定のところで”AAA,CCC”と記入すると
A001@bbb.co.jp
A002@ccc.ne.jp
A003@eee.or.jp
C001@aaa.co.jp
C002@bbb.ne.jp
C003@ccc.or.jp
C004@ddd.ac.jp
の7名にメールが配信されます。

応用操作2
添付ファイルの送信

普通のテキストメールにバイナリファイルなどを添付することができます。
送信メール作成時には、以下のようなヘッダがエディタに読み込まれています。

——————————
From: abcd@jsrpd.or.jp
To: stuff@abc.ac.jp
Cc:
BCC:
Subject:
X-Attachment:
—————————-

ここで”X-Attachment:”の後に添付するファイル名をフルパスで指定します。
コンマで区切ることで複数ファイル名を記述することも可能です。
これにより、メール送信時には、その添付ファイルを自動的にMIME形式にエンコードしたものを本文の後に付加して送信処理を実行します。

F3→クイックメール検索/メール検索/前の検索結果に戻る/リスト検索/リスト逆向き検索/リストあいまい検索/リストあいまい逆向き検索
F3・1回→クイックメール検索
F3キーを押すと、「クイックメール検索」というメッセージが表示されます。

エンターキーを押して行くと、「Subject:」、「発信者(From):」、「送付者(To):」、「日付(Date):」と表示されますので、検索したい条件を入力して行きます。
最後に「検索開始」が表示されますので、エンターキーを押すと、メール一覧から条件に合致したメールのINDEXが表示されます。
クイックメール検索ではLIST32.DATというデータベースに取得した情報からの検索を行います。データベースに記録された情報は、たとえば「送付者(To):」のすべてを網羅しているとはかぎりません。より厳密に検索したいときは、次に説明する「メール検索」を実行します。

F3・2回→メール検索
F3キーを2回押すと、「メール検索」というメッセージが表示されます。
エンターキーを押して行くと、「Subject:」、「発信者(From):」、「送付者(To):」、「日付(Date):」、「メッセージ本文(Body):」と表示されますので、検索したい条件を入力して行きます。
「日付(Date):」の検索文字列は、”Fri, 5 Dec 2003″ のようにメール本文のDate:の欄に実際に記載されている日付形式で指定します。(曜日、年は省略可能)
最後に「検索開始」が表示されますので、エンターキーを押すと、メール一覧の中から、条件に合致したメールのINDEXが表示されます。
条件に合致したメールの一覧から検索を実行すると、検索結果をさらにしぼり込むことができます。

F3・3回→前の検索結果に戻る
F3キーを3回押すと、「前の検索結果に戻る」というメッセージが表示されますので、エンターキーを押します。前の検索結果に戻ります。

F3・4回 -> リスト検索
F3キーを4回押すと、「リスト検索」というメッセージが表示されます。エンターキーを押すと、「検索文字列:」と表示されますので、検索したい文字列を入力して下さい。すると、メールの一覧上で、合致する検索文字列の上にカーソルが移動します。

F3・5回 -> リスト逆向き検索
F3キーを5回押すと、「リスト逆向き検索」というメッセージが表示されます。エンターキーを押すと、「検索文字列:」と表示されますので、検索したい文字列を入力して下さい。メールの一覧を、下から上に向かって、合致する文字列を検索します。

F3・6回 -> リストあいまい検索
F3キーを6回押すと、「リストあいまい検索」というメッセージが表示されます。エンターキーを押すと、「検索文字列:」と表示されますので、検索したい文字列を入力して下さい。リストあいまい検索では検索時に英字の全角・半角、大文字・小文字および数字の全角・半角の判別を行ないません。

F3・7回 -> リストあいまい逆向き検索
F3キーを7回押すと、「リストあいまい逆向き検索」というメッセージが表示されます。エンターキーを押すと、「検索文字列:」と表示されますので、検索したい文字列を入力して下さい。メールの一覧を、下から上に向かって、合致する文字列を検索します。リストあいまい逆向き検索では英字の全角・半角、大文字・小文字および数字の全角・半角の判別を行いません。

F4→添付ファイル取り出し
メール一覧で、上下カーソルで移動して、添付ファイルを取り出したいメールを選択し(添付ファイルが添付されているメールには、メール一覧の左側に*印がついています)、F4キーを押すと、「添付ファイル取り出し」というメッセージが表示されます。エンターキーを押すと、attachフォルダーに添付ファイルが保存されます。

F5→メール削除
メール一覧を上下カーソルで移動して、削除したいメールを選択し、F5を押すと、「メール削除」というメッセージが表示されます。エンターキーを押すと、「メールを削除しますか?(Y/N)」と尋ねますので’Y’を押すと、メールが削除されます。

F6→移動/一括移動
F6・1回→移動
メール一覧を上下カーソルで移動して、移動したいメールを選択し、F6を押すと、「移動」というメッセージが表示されます。エンターキーを押すと、「フォルダー名を入力してください」というメッセージが表示されますので、移動先のフォルダー名を入力してエンターキーを押します。フォルダーは mailbox フォルダー内にあるものを,フルパスでなくフォルダー名を直接入力します。すると、移動先フォルダーにメールが移動されます。フォルダー名を指定する代わりにエンターキーを押すと mailbox フォルダー内のフォルダーリストが出ますので、上下カーソルでフォルダーを選択してエンターキーを押すとメールが移動します。
また、指定したフォルダー名が mailbox フォルダー内にない場合には「フォルダーを作成しますか?」と表示されます。Y を入力すれば新しいフォルダーが作成されメールはそのフォルダーに移動します。Nを入力すれば移動の操作はキャンセルされます。

F6・2回→一括移動
F6を2回押すと、「一括移動」というメッセージが表示されます。エンターキーを押すと、「フォルダー名を入力してください」というメッセージが表示されますので、移動先のフォルダー名を入力してエンターキーを押します。すると、フォルダ内の全てのメールが移動先フォルダーに移動されます。
フォルダー名を指定する代わりにエンターキーを押すと mailbox フォルダー内のフォルダーリストが出ますので、上下カーソルでフォルダーを選択してエンターキーを押すとメールが移動します。また、指定したフォルダー名が mailbox フォルダー内にない場合には「フォルダーを作成しますか?」と表示されます。Y を入力すれば新しいフォルダーが作成されメールはそのフォルダーに移動します。Nを入力すれば移動の操作はキャンセルされます。

F7→振り分け
F7キーを押すと、 「振り分け」というメッセージが表示されますので、エンターキーを押します。「メールの整理をしますか?(Y/N)」と尋ねますので’Y’を押すと、指定されたフォルダ内のすべてのメールを、ALTAIRのプログラムディレクトリにあるrefile.rcファイルのスクリプトに従って別のフォルダに振り分けます。

スクリプトは下のように記述します。
<フィールド名>=<フィールドボディー>:<移動先フォルダ>

1. フィールド名
ヘッダフィールド名を指定する。From:やTo:だけでなく、Sender: や X-ML-Name: なども指定できる。

2. フィールドボディー
フィールド名に対応する文字列。正規表現を使用することはできません。

3. 移動先フォルダ
この条件に該当するメッセージを保存するフォルダを指定します。

例:
—–
From=MAILER-DAEMON:dustbox
To=alw:alw
Cc=alw:alw

—–

F8→フォルダー移動
F8キーを押すと、「フォルダー移動」というメッセージが表示されます。エンターキーを押すと、「フォルダー名を入力してください」というメッセージが表示されますので、移動したいフォルダー名を入力し、エンターキーを押します。すると、移動先フォルダーのメール一覧が表示され、移動先フォルダーに移動したことが確認できます。

F9→アドレス帳登録/ダストボックスクリア/データベースの再構築

F9・1回→アドレス帳登録
メール一覧を上下カーソルで移動して、メールアドレスを登録したいメールを選択し、F9を1回押すと、「アドレス帳登録」というメッセージが表示されますので、エンターキーを押します。「アドレスに名前を付けてください」というメッセージが表示されますので、アドレスに付ける名前を入力し、エンターキーを押します。登録が完了し、「登録しました」というメッセージが表示されます。
alias.rcファイルを開くと、今、登録した名前が、’*alias’ の右隣に記録されていて、その下に、発信者(From)のメールアドレスが記録されていることを確認できます。

F9・2回→ダストボックスクリア
F9を2回押すと、「ダストボックスクリア」というメッセージが表示されますので、エンターキーを押します。「ダストボックスを削除しますか?(Y/N)」と尋ねますので、’Y’を押します。すると、DUSTBOXフォルダーの中のメールが全て削除されます。

F9・3回→データベースの再構築
メール一覧はデータベースで構築されていて、メールが破損したり、メール一覧のINDEXが壊れた等の不具合が起きた時にこのコマンドを使用します。
F9を3回押すと、「データベースの再構築」というメッセージが表示されますので、エンターキーを押します。「データベースを再構築しますか?(Y/N)」と尋ねますので、’Y’を押します。メール一覧のデータベースのINDEXを再構築します。

F10→スレッドモードのオン・オフ
F10キー1回を押すと、「スレッドオン」、2回押すと、「スレッドオフ」が表示され、スレッド・モードのオン・オフが切替わります。またスレッド・モードは / のキーによってもオン・オフが切替わります。スレッドモードに入っても見かけ上の変化はありませんが、上下左右カーソルキーによる動作が、それぞれ元々UN.,のキーに割り当てられているスレッドを意識した移動コマンドに変わります。スレッドモード抜けると、上下左右カーソルキーによる動作は元の機能に戻ります。

SHIFT+F1→INBOX
SHIFTキーを押しながら、F1キーを押すと、「INBOX」というメッセージが表示されますので、エンターキーを押します。
INBOXフォルダーに移動します。

SHIFT+F2→OUTBOX
SHIFTキーを押しながら、F2キーを押すと、「OUTBOX」というメッセージが表示されますので、エンターキーを押します。
OUTBOXフォルダーに移動します。

SHIFT+F3→DRAFTBOX
SHIFTキーを押しながら、F3キーを押すと、「DRAFTBOX」というメッセージが表示されますので、エンターキーを押します。
DRAFTBOXフォルダーに移動します。

SHIFT+F4→点字音声切り替え
SHIFTキーを押しながら、F4キー1回押すと、「点字」、F4キーを2回押すと、「ボイスと点字」、F4キーを3回押すと、「ボイス」が表示され、それぞれ、「点字のみで表示」、「音声と点字で表示」、「音声のみで表示」に対応しています。なお、この機能は、「SHIFT+F5の点字表示オン」のときにのみ有効です。

SHIFT+F5→点字表示機ON/OFF
SHIFTキーを押しながら、F5キーを1回押すと、「点字表示オン」、2回押すと、「点字表示オフ」が表示されます。「点字表示オン」で、点字表示機に点字が表示されます。

SHIFT+F6→MAILBOX
SHIFTキーを押しながら、F6キーを押すと、「MAILBOX」というメッセージが表示されますので、エンターキーを押します。
MAILBOXフォルダーに移動します。

SHIFT+F7→SENDBOX
SHIFTキーを押しながら、F7キーを押すと、「SENDBOX」というメッセージが表示されますので、エンターキーを押します。
SENDBOXフォルダーに移動します。

SHIFT+F8→カーソルジャンプ
SHIFTキーを押しながら、F8キーを押すと、「カーソル移動どこへ」が表示されますので、メールにふってある番号を入力し、エンターキーを押します。入力した番号のメールへカーソルがジャンプします。

SHIFT+F9→SAPI言語切り替え
SHIFTキーを押しながら、F9キーを押します。英語用のSAPIがインストールされている場合、英語音声に切替えます。

SHIFT+F10→DUSTBOX
SHIFTキーを押しながら、F10キーを押すと、「DUSTBOX」というメッセージが表示されますので、エンターキーを押します。
DUSTBOXフォルダーに移動します。

5) 編集機能
メール作成中に、メールの内容に対する検索や置換、読み上げ、ブロック編集、カーソル移動など、エディタ・モードで使えるほとんどのエディタ機能を使うことができます。

6) ショートカットキー
以下のコマンドが有効です。

DEL 選択されているメールをDUSTBOX(ゴミ箱)フォルダーに移動する
エンターキー,V 選択されているメールの内容をエディタで表示 (送信・草稿フォルダのときは編集可能・それ以外は編集不可)
W 新しい送信メールを作成する
P 添付ファイルを取り出す
R 返信メールを作成する
F 転送メールを作成する
K メールを検索する
: クイックメール検索のオンオフ
;,BS 絞り込み検索を行ったときに1段階前の検索結果にもどす
->Changed
T 選択されているメールを指定フォルダーに移動する
L メールを指定フォルダーに一括移動する
D 選択されているメールをDUSTBOX(ゴミ箱)フォルダーに移動する
E DUSTBOXの中身をすべて削除する
S 送信待ちになっているメールをすべて送信する(OUTBOXにいるときのみ実行可能)
G フォルダーを変更する
I INBOXフォルダーに移動する
O OUTBOXフォルダーに移動する
M MAILBOXフォルダーに移動する
B SENDBOXフォルダーに移動する
X DRAFTBOXフォルダーに移動する
Z フォルダー内メールのデータベースを再構築する。
Y メールの書き出し
J メールのアドレス帳登録
H,END サブジェクトのロング表示
C メール受信してINBOXに移動する
U スレッドを上がる
N スレッドを下がる
. スレッドを横にたどる(リストの下方向)
, スレッドを横にたどる(リストの上方向)
A メールの振り分けを行う
SHIFT+CTRL+K 終了
CTRL + DEL メーラーモードを抜ける
/ スレッドモードのオン・オフの切り替え
CTRL+上下カーソル 上下に移動してサブジェクトをロング表示する
CTRL+SHIFT+] TTSモードとEXTRAモードの切り替え
CTRL+SHIFT+H 読まないオン・オフの切り替え
SHIFT+END 改行オン・オフの切り替え
CTRL+PAGEDOWN, CTRL+SHIFT+V 文字の詳細読み
SHIFT+上カーソル→メール一覧全体の先頭へ
SHIFT+下カーソル→メール一覧全体の末尾へ
SHIFT+左カーソル→行頭へ
SHIFT+右カーソル→行末へ
CTRL+左カーソル→英語一単語もしくは日本語一文節前へ
CTRL+右カーソル→英語一単語もしくは日本語一文節後へ
7) マルチアカウント
CTRL+F6→環境設定1
CTRL+F7→環境設定2
CTRL+F8→環境設定3
CTRL+F9→環境設定4
CTRL+F10→環境設定5
ALTAIRは5個までのメールアカウントの設定を行うことができます。
最後に実行したメールアカウントの設定が、以後通常使用のアカウントになります。

アカウントの設定では、以下の点に注意してください。
Deleted->
・送受信用ファイルパスはすべてのアカウント共通にしてください。
<-Deleted
・受信メールをサーバに置くか置かないかの設定はすべてのアカウント共通にしてください。
なおそれぞれのアカウント設定はmail1.cfg, mail2.cfg, mail3.cfg, mail4.cfg, mail5.cfgに保存されます。
・送受信用ファイルパスは、アカウントごとに別にすることも、同じパスにすることもできます。同じパスにすると、メールボックスを共有することになります。

CTRL+F1→アカウント1選択
CTRL+F2→アカウント2選択
CTRL+F3→アカウント3選択
CTRL+F4→アカウント4選択
CTRL+F5→アカウント5選択
上記の操作によりアカウントを変更することができます。

 

8 シェル

 

1) シェル・モード
CTRL+HOME シェル・モード
シェル・モードを使うと、コマンドプロンプトを Altair の中で利用できます。シェル・モードはファイルバッファーの1つなので、Altairの編集機能を利用できます。この編集機能を使い、コマンドプロンプトの出力を後から読み上げたり、他のファイルバッファーに内容をコピーすることができます。
コマンドプロンプトとは、Windows のメニューに入っている”コマンドプロンプト”のことです。コマンドプロンプトでは、直接キーボードからコマンドと呼ぶ命令を入力して操作します。例えば、dir というコマンドを入力すると、ディレクトリーの一覧が表示されます。コマンドを覚える必要がありますが、慣れれば直接的に操作出来る便利な環境になります。

2) シェルの終了
シェルは Altair の終了と共に終了します。なお、Windows 95/98/Me ではシェルが終了できない場合があるため、なるべく exit コマンドでシェルを明示的に終了させてから Altair を終了するようにしてください。
また、一度 exit コマンドでシェルを終了させた場合も、CTRL+HOME でシェル・モードに入ると再度シェルを起動できます。

3) コマンドの入力
CTRL+HOME でシェル・モードを起動した後は、通常のコマンドプロンプトと同じようにコマンドを与えることができます。

4) 編集機能
シェル・モードでは、Altair の持つ編集機能のほとんどが利用できます。

5) 改行無しコマンド入力
SHIFT+エンターキー で、コマンドに改行無しで文字列を送ることができます。
例えば、copy コマンドなどで、”xxを上書きしますか? (Yes/No/All)?” という問い合わせの場合は、コマンドプロンプトでは、1文字を入力する必要があります。しかし Altair のシェル・モードでは、エンターキーを押すまで文字はコマンドに渡らず、エンターキーを押すと改行文字を含めてコマンドに送ります。
改行文字を含めずに文字列をコマンドに送りたい場合には、SHIFT+改行を使います。たとえば y SHIFT+エンターキーと入力することで、 y という文字のみを送れます。

6) ヒストリー
CTRL+’/’ と CTRL+SHIFT+’/’ で過去に入力したコマンドを呼び出すことができます。

7) 音声再生
CTRL+’@’ 自動音声再生のトグル
ESC 自動音声再生の中止
その他、CTRL+HOME を使ってシェル・モードから一旦抜ける事で音声再生を止めることができます。

8) ファイル名補完
CTRL+’.’ と CTRL+SHIFT+’.’ でファイル名の補充ができます。
ファイル名の補充機能は、ファイル名を入力行う時に、ファイル名の一部を入力し、CTRL+’.’ を押すと、ファイルにマッチするファイル名を表示します。
続けて CTRL+’.’ を押すと、次の候補が表示されます。また、CTRL+SHIFT+’.’ で前の候補が表示されます。
ファイル名の補充モードで、フォルダーが見付かった場合は、フォルダー名の後ろに ‘\’ を表示します。このフォルダーに入って補充を行うには、’*’ を入力後 CTRL+’.’ で補充モードに入ることでフォルダー内で補充を継続できます。
以上の機能を使うと、ファイル名を全て手入力する必要が無く、素早くファイル名が入力できます。

9) シェル設定オプション
通常はシェル・モードが使うコマンドインタープリタには、cmd.exe 又は command.com が自動的に設定されます。
ユーザが明示的に別のコマンドインタープリタを利用したい場合には、環境ファイル (al.cfg) で指定できます。
-)Pcommand.com → コマンドインタープリタ名
-)I/q → コマンドインタープリタ起動時のパラメータ
-)Rcrlf → コマンドインタープリタに送る改行コード crlf, lf が指定できます (無指定の場合 crlf)

例 Cygwin32 附属の bash を使うには次のように指定します。
-)Pc:\cygwin\bin\bash.exe
-)I–login -i
-)Rlf

10) タグジャンプ
F1 タグジャンプ
プログラマー向けの機能です。この機能は、シェルモード内で Cコンパイラーなどを動作させ、エラー表示されたファイルと行番号の情報を元にエラーの箇所に自動的にジャンプする機能です。
Borland C++ , Visual C++ のコンパイルエラー表示の所でタグジャンプキーを押すと、ファイル1にエラーの発生したファイルが開き、エラーの行へカーソルを移動します。

例えば、プログラムをコンパイル中に次のようなエラーメッセージが表示されたとします。
c:\test\src\sampmain.cpp(121) : error C2143: 構文エラー : ‘;’ が ‘else’ の前に必要です。
ここメッセージに、カーソルを合わせて F1 Return と押すと、ファイル1番に sampmain.cpp が開き、カーソルが121行目に移動します。

投稿日:2004年3月1日 更新日:

みんぐる

スマビー

PAGE TOP