4)ロビーの歩行

広大な空間を能率的に移動することは、視覚障害者にとって難しい歩行のひとつである。このような場所は未知かつ頻繁に使用しない場所であり、誘導用ブロックが敷設されている場所を発見し、敷設状況がわからないまま移動することが多い。可能な限り、移動前にロビーの全体像と、誘導用ブロックの敷設状況をよく知る機会を確保することが望ましい。

誘導用ブロックを用いた歩行方法として、コンスタントコンタクトによる線状ブロックの伝い歩き、片足を用いて線状ブロックを継時的に把握しながらのタッチテクニックなどが挙げられる。いずれの場合も、あらかじめ誘導用ブロックの敷設状況と移動ルートがわかっていれば、位置取りを考えながら歩行することで、速やかな移動を期待できる。

投稿日:2002年12月26日 更新日:

みんぐる

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