1.4.生活の質(QOL)を改善する

CICは排尿機能障害がある人々の生活の質を改善します。

尿閉や尿失禁のある人々の管理のための無菌的間欠導尿が概説(Guttmann et al., 1966/67)されるより以前には、時間を定めての排尿を行い、合わせて腹腔内圧を用手で高める方法(クレデー法)あるいは息んで腹庄を高める方法(バルサルバ法)を併用することが推奨されていました。また、わずかながら無抑制性の膀胱収縮のある人々には、下腹部を叩打することが膀胱収縮を誘発するのに利用されていました。これらの操作によっても残尿のある場合、しばしば頻尿や尿失禁が起こります。

排尿筋括約筋協働不全によって排尿することができず、しばしば尿路感染を起こす男性には、経尿道括約筋切開術が行われました。手術後、排出される尿を貯めておくための収尿器(レッグバッグなど)を用いなければなりませんでした。その他の代替方法として、留置カテーテルの利用や勝耽凄造設術があります。

これらの方法の主要な欠点は、患者に困惑を与えること、日常生活活動の部分的制約、社会活動への参加制限などです。勝胱機能障害のある人々がコミュニティへもっとも容易に再統合できるための膜胱管理プログラムを展開することが望まれています。

投稿日:2001年11月30日 更新日:

みんぐる

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