1) 入院から初回ケース会議まで

入院後,数日以内に担当医はリハビリテーション専門職に患者を紹介し,病歴。診断,合併症, 神経学的機能障害,その他を提示する。その後,担当医は指示箋を用いて機能評価を各専門職に依頼する。担当医はできるだけ早期に呼吸循環器系の医学的チェックを行い,必要な注意事項やフィットネスに関する数値を得ておく。通常,フィットネスは身体運動を用いた訓練中の心拍数の上限(/分)で表示している。

次週にはケース会議が開催される。それ以前に。各専門職は担当医によって依頼された評価を終了して,報告書を提出しておかなければならない。データに基づいてRES-4は予測値を印字する(図4)。

会議では,職場復帰や在宅生活というようなリハピリテーション・ゴール,さらにリハビリテー ション計画の設定がRES-4のデータを利用した討議によって進められる。

リハビリテーションのゴールと計画はできるだけ早期に担当医によって,患者と家族に告知 されるぺきである。はじめのうち,患者と家族は提案されたゴールや計画に同意しないことも多い。彼らは状況を明確に把握できていないからである。 リハビリテーション医学における教育モデル(Anderson 1978)を応用して,RES-4の予測値に基づく機能的状態についての詳細な説明を反復することで,納得のいく結果が得られる。

投稿日:1999年3月31日 更新日:

みんぐる

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