1)立位バランスの安定性

片麻痔患者が両足に均等に体重を負荷して立てないことには、患側の抗重力機構の障害や静的立位バランスの機能低下が関連している・CAGTの開始前に立位バランスの改善を図ることが不可欠である。

  1. 患例の筋力低下に対して,通常はプラスティック製短下肢装具(AFO)を処方する。AFOは足関節の内外方向の不安定性を減少させ、立位姿勢における身体動揺(swaypath:SP)も低下させる(Mojicaet al.1988)。一部患者では、下肢の関節不安定性を補うのに,長下肢装具(KAFO)や膝装具(KO)が必要となる。
  2. 立位姿勢の安定性を得るための処置は,支持基底を広くすることである。最初のうちは.両足を広げて立つように指示し,立位訓練には平行棒,T杖あるいは4点杖を用いるのがよい。

投稿日:2000年3月31日 更新日:

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