5)間欠式バルーンカテーテル抜去の手順

カテーテルを抜去するタイミングは使用目的の3つのパターンごとによる(P.2表参照)。夜間の多尿に対して夜間のみカテーテルを留置(ナイトバルーン)した場合は、朝になってカテーテルを抜去する。通勤・通学の時に留置(通勤・通学バルーン)した場合は、帰宅後に抜去する。また旅行、自動車運転等で留置(スポットバルーン)した場合は、目的地についたら抜去する。抜去の手順は以下のように行う。

(1)クランプを開き蒸留水をリザーバーに戻す(図52)。この時、バルーンの中に蒸留水が残っている場合があるので、クランプは開けた状態にしておく。

(2)間欠式バルーンカテーテルの出口の近くを持ち、臭っすぐにして引き抜く。

(3)使用後のカテーテルの出口付近をつまみ、蛇口から出る水道水にかざし、カテーテルを指で軽くしごきながら、カテーテルの内外を十分に洗う(図53)。

(4)間欠式バルーンカテーテルを、消毒液で満たしたケースに入れ、カテーテルの内腔にも消毒液が通過したことを確認し、デイブキャップの蓋をして保管する(図54)。

投稿日:2002年12月27日 更新日:

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