1)間欠式バルーンカテーテルの準備

(1)用具と消耗品の準備

あらかじめ、次のものを準備しておく(図5)。
・間欠式バルーンカテーテル(再利用、携帯型)。
・消毒液(0.02%オスパン・グリセリン章夜)。
・尿器(しびん)。
・ハイレディ⑧(0.02%グルコン酸クロルへキシジン液を含んだ清浄綿)、0.02%グルコン酸クロルへキシジンあるいは0.02%塩化ベンザルコニウム液(オスパン⑧)を含んだ清潔な綿でもよい。
・石けん。
・尿レッグバッグ(尿バッグ)。
・滅菌蒸留水(以下蒸留水)5ml。

(2)間欠式バルーンカテーテルの消毒

間欠式バルーンカテーテルは非滅菌の状態で袋に入っている。初回は消毒してから使用する。消毒をする前に、バルーンに空気を入れて膨らみや、変形、空気漏れの有無などを確認する。異常がないことを確認し消毒を行う。その消毒の方法は、ケースに0.02%オスパン・グリセリン液を7分目(消毒液のマークまで)まで入れ、その中にカテーテルを入れて一時間消毒する。

 

(3)リザーバーヘの蒸留水の注入手順

①蒸留水の容器の蓋を開け、その切り口を広げるために鉄で切る。次にリザーバーのクランプを開け、指で押す。そのままリザーバーのカテーテルの先を蒸留水の容器内に入れ、スポイトの要領で蒸留水を吸い上げる(図6)。

②リザーバーに5mlの表示がしてあるので、適量であることを確認しクランプを閉じる(図7)。

③リザーバーとカテーテルを連結し回しながらロックする。強く閉めすぎると破損の原因になるのでゆっくり行う(図8)。

投稿日:2002年12月27日 更新日:

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