2)間欠式バルーンカテーテルの構造と名称

間欠式バルーンカテーテル法には、カテーテル本体とこれを収めるパイプ状外套(以下ケースという)が必要であり、持ち運び可能なようにセットになっている。

このカテーテルには、排尿のための管とバルーンを膨らませるための管が備えられており、蒸留水を送り込むとバルーンが膨らむ(図3)。構造は、リザーバー、クランプ、本体シャフト、バルーンとケースからなる。リザーバーとは勝胱内にバルーンを留置するための固定水を注入する時はポンプとなり、抜去する時は固定水を戻し入れる容器ともなる。クランプとはその固定水がリザーバーに戻らないように管を止めるものをいう。またバルーンカテーテルには、尿道へ挿入する長さの目安となるように先端から5、10、15、20cmとマークが付いている。付属品としてはキャップや、アタッチメントがある(図2)。キャップはファネル(出口)に差込み蓋をして尿が外に排出するのを防ぐ。アタッチメントはキャップに差込んで尿バッグを接続する時に用いる。保管する時は本体シャフトをケースに入れて保管する(再利用型)。ケースは携帯に便利なように折りたたむことができるようになっている(図4)。

投稿日:2002年12月27日 更新日:

みんぐる

スマビー

PAGE TOP