2.尿排子世の器官

図2-1に男性の尿排泄に関係する器官を示します。

尿道は、膀胱から体外へ通じる出口管であり、陰茎の中を通っています。男性の尿道の長さはおよそ23cmです。前立腺は尿道の上部を取り囲んでいます。前立腺の膨張が前立腺肥大です。それによって、膜胱からの尿の出口がふさがれることもあります。
高齢になると、時々このようなことが起こり、尿閉となります。

横紋筋である外尿道括約筋は前立腺の遠位に位置して、膀胱の底部にまで及び、常に尿道を圧迫しています。この括約筋は随意的制御を受けています。

膀朕は骨盤内の前部に位置し、筋肉壁から成り立っている中空の容器です。勝胱は尿管によって腎臓と結ばれています。

腎臓から膳胱へ毎分およそ1mlの尿が送られてきます。尿は排泄されるまで膜胱に留まっています。通常は、膀胱に約150mlの尿が貯まると、排尿したい気持ちになります。膜月光に尿が400ml以上も貯まると、排尿を我慢することができなくなります。

排尿は括約筋と尿道が弛緩して、膀胱の筋肉壁が収縮して尿が押し出されることで起こります。膀胱内の尿が400ml以上になる前に排尿することが必要です。

投稿日:2001年11月30日 更新日:

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